+---------------------------------------------------------------------------+ | README.TXT -- PC DOS 2000 日本語版 ご使用上の注意事項 | +---------------------------------------------------------------------------+ この README.TXT ファイルには、PC DOS 2000 日本語版 に関する<<重要な情報>> が記述されています。 PC DOS 2000 日本語版 は、PC DOS J7.0/V を 西暦 2000年対応にパッケージ したものです。PC DOS J7.0/Vは、PC DOS 2000 日本語版と同義です。読み換えて ください。 目次 ----- 0.0 PC DOS 2000 日本語版 0.1 PC DOS J7.0/V に対するアップデート 0.1.1 バージョン 0.2 西暦 2000 年に対するシステムのテスト 0.3 年の指定方法 0.4 一般製品情報 0.4.1 西暦 2000 年製品対応状況 0.4.2 西暦 2000 年対応とは 0.4.3 本製品に対する IBM の見解 0.5 PC DOS 資料 0.6 PC DOS 2000 日本語版 のインストール 0.6.1 ディスケットからのインストール 0.6.2 CD-ROM からのインストール 0.6.3 PC DOS ディスケットの作成 0.6.4 LAN サーバーの CD-ROM ドライブからのインストール 0.6.5 LAN 管理者用ディレクトリーからのインストール 0.7 PC DOS 2000 日本語版CD-ROM の内容 0.7.1 DOS7V ディレクトリー 0.7.2 DOSFILES ディレクトリー 0.7.3 IMAGES ディレクトリー 0.7.4 ONLINE ディレクトリー 0.7.5 WIN31CSD ディレクトリー 1.0 PC DOS 2000 日本語版 のユーティリティーについて 2.0 PC DOS J7.0/V のコマンドやユーティリティーについての注意事項 2.1 DOS コマンド 2.1.1 FORMAT コマンド 2.1.2 LABEL コマンド 2.2 E エディター 2.2.1 キーの動きを PC DOS J6.3/V と同じにする 2.2.2 日本語 3270 PC と E エディターのマウスサポート 2.2.3 E エディターと PRINT コマンド 2.2.4 E エディターとメモリー不足のメッセージ 2.3 IBM アンチウィルス/DOS 2.4 Stacker ディスク圧縮プログラム 2.5 Central Point バックアップ・プログラム 2.5.1 他のバックアップ・プログラムとの互換性 2.5.2 POWER.EXE の実行 2.5.3 確認テスト 2.5.4 信頼性テスト 2.5.5 3270PC/5250PC/5250WS プログラムと一緒に使用する場合の注意点 2.5.6 圧縮ディスケットへのバックアップ 2.5.7 IBM テープ装置のサポート  2.6 Central Point アンデリート 2.7 Central Point スケジューラー 2.8 メモリー最適化プログラム (RAMBOOST) 2.9 ディスク最適化プログラム (DEFRAG)  2.10 ディスク・キャッシュ・プログラム (SMARTDRV) 2.11 PC DOS Viewer 2.12 ファイル更新ユーティリティー 2.13 DOS/V カストマイジング・ユーティリティー 2.14 ビデオ拡張機能 2.14.1 DSPXVGA.EXE が提供する拡張テキスト・モード 2.14.2 16 ドット・フォントのワイド・テキスト・モード 2.14.3 拡張テキスト・モードで表示されるフォント 2.14.4 テキスト・モード設定プログラム (DSPX.EXE) 2.14.5 拡大テキスト・モードでのシフト状況域および単語登録パネル 2.15 トグル表示モードおよび 26 行目表示モード 2.16 Windows 用のツールを OS/2 の WIN-OS2 で使用する場合  2.17 MSCDEX.EXE 2.18 3.5 インチ、1.2MB ディスケットの使用 2.19 Phoenix PCMCIA サポート 2.19.1 PCM+ v3.01 の注意 2.19.2 サスペンド/ハイバーネーション時の制限と操作 2.19.3 IBM ThinkPad でのモデムのサスペンド/レジューム 2.19.4 PCMCIA と PC カードの UMB 利用一覧 2.20 PenDOS 2.20.1 PC DOS J7.0/V で PenDOS を使用するには 2.20.2 PenDOS がサポートするビデオ・モード 2.20.3 Central Point のユーティリティーと PenDOS 2.20.4 DEFRAG を PenDOS と一緒に使用するには 2.20.5 Stacker を PenDOS と一緒に使用するには 2.20.6 Kurta XGT Opaque Tablet 2.20.7 固有のドライバーを必要とするデジタイザー 2.20.7.1 Calcomp DisplayPad 2.20.7.2 IBM ThinkPad 710T 2.20.8 PenDOS をマウス・エミュレーションで使用する 2.20.9 シリアルポートを使用しないペン・タブレット 2.20.10 PenDOS のその他の制限事項 2.21 新 JIS 並びのサポート 2.21.1 単漢字変換プログラムと SKK 辞書ファイル 3.0 アプリケーションに関する注意事項 3.1 アプリケーション・プログラムのインストール 3.1.1 ディスク圧縮している場合 3.1.2 複数システム構成を使用している場合 3.2 日本語 Microsoft Windows V3.1 をお使いになる場合の注意点 3.2.1 ディスク圧縮との併用 3.2.2 同じ名前のファイルの扱い 3.2.3 CSD のバージョン 3.2.4 26 行モード 3.2.5 STACKS コマンド 3.2.6 新 JIS 並びのサポート 3.2.7 ホット・ドッキング 3.3 IBM DOS/V Extension V2.0 3.3.1 インストール 3.3.2 新 JIS 並びのサポートに関する制限事項 3.4 その他のアプリケーションに関する注意点 3.4.1 Lantastic 3.4.2 Windows 環境下での VSAFE.EXE 3.4.3 Norton ユーティリティー (DISKREET.SYS) 3.4.4 IBM Screen Reader (英語モードのみ) 3.4.5 NDIS LAN ドライバー 3.4.6 Vz エディター 4.0 ハードウェアに関する注意事項 4.1 3.5 インチ、1.2MB ディスケットの使用 4.2 サーバー・パスワード・モード 4.3 1.2MB/1.44MB の外部ディスケット・ドライブ 4.4 GSI Model 11 コントローラー 4.5 BIOS の日付 4.6 Future Domain 製 INT4BCAM.SYS 4.7 WaveJammer 16ビット・サウンド・カード - PCMCIA 5.0 インストールに関する注意事項 5.1 ハードウェアの要件 5.1.1 AT 互換機上での使用 5.1.2 386 以上を必要とする機能 5.1.3 CD-ROM 5.2 既存の DOS からのアップグレード 5.2.1 CHKDSK の実行 5.2.2 アップグレードの際の SETUP の起動方法 5.2.3 パスの指定 5.2.4 CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルへの変更 5.2.5 弊社製 日本語 DOS からのアップグレード 5.2.6 他社製 DOS/V からのアップグレード 5.2.7 DR DOS または Novell DOS からのアップグレード 5.2.8 複数システム構成 5.3 圧縮済みのディスクに PC DOS J7.0/V をインストールする 5.3.1 互換性のあるディスク圧縮プログラム 5.3.2 互換性のないディスク圧縮プログラム 5.3.2.1 XtraDrive 5.3.2.2 DoubleDisk Gold 6.0 5.3.2.3 バージョン 1.4 未満の SuperStor 5.4 ディスクの空き容量 5.5 選択に関する注意点 5.5.1 文字並びの選択 5.5.2 インストール先パス 5.5.3 オプション・ツールの選択画面 5.5.4 ディスク圧縮プログラムの選択 5.5.5 Windows 用ツールの導入 5.6 Stacker ディスク圧縮および PCM Plus のセットアップ 5.7 SETUP /E 5.8 OS/2 環境下での SETUP の実行 5.9 その他の注意事項 5.9.1 インストールが2枚目で失敗した時 5.9.2 Norton アンチウィルス 5.9.3 OS/2 バージョン J1.3 6.0 技術情報 6.1 バージョン・チェック 6.2 $FONT.SYS による拡張メモリー使用量  6.3 FONT 切り替えのための API 7.0 マニュアルに記載されていないユーティリティー 7.1 EDLIN および COMP 7.2 KKCFUNC 7.3 ESCP12 7.4 HELP5 7.5 INSTANCE 7.6 FDISKUS 7.7 32705250/IPLDRIVE/HARDBOOT 8.0 ユーロ通貨記号のサポート 9.0 マニュアルの記載事項の修正 10.0 特記事項 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 0.0 PC DOS 2000 日本語版 ========================= IBM PC DOS 2000 日本語版 へようこそ! PC DOS 2000 日本語版はIBM PC DOS J7.0/V に対して西暦 2000 年問題を解決したパッケージです。 DOS を 西暦 2000 年対応するために必要なすべてのものが簡単にインストール できるようにひとつのパッケージに納められています。 0.1 PC DOS J7.0/V に対するアップデート --------------------------------------- IBM DOS の最新バージョンである PC DOS 2000 日本語版は、西暦 2000 年対応 済みで、PC DOS J7.0/V の最新のアップデートが含まれています。PC DOS J7.0/V に対しての追加のフィックスパックは必要ありません。 一部の PC は、日付を"世紀更新"する時に、誤って西暦 1980 年に変更する場合が あります。PC DOS 2000 日本語版には、このような PC の BIOS 世紀情報を修正 するコードが含まれています。 PC DOS 2000 日本語版をインストールすれば、修正を行うコードもインストール されるので、特別な処理は必要ありません。 このサポートは、一部の PC に生じる"世紀更新" 問題は修正しますが、 PC DOS 2000 日本語版とともに使用されるすべての製品 (例えば、ハードウェア、 ソフトウェアおよびファームウェア) が、正確な日付データを交換しているか どうかはお客様ご自身で確認していただく必要があります。 また、PC DOS 2000 日本語版には SWITCHで切り換えた英語モードでの欧州通貨 共同体(EMU)のユーロ通貨記号に対する新規サポートが含まれています。 0.1.1 バージョン ---------------- PC DOS 2000 日本語版のバージョン番号は、VER コマンドを入力すると表示  できます。 バージョン番号は次のとおりです。 PC DOS Version J7.0/V Revision 1 PC DOS J7.0/V では Revision 0 です。 0.2 西暦 2000 年に対するシステムのテスト ----------------------------------------- PC DOS 2000 日本語版をインストールした後に、残りの DOS 環境もすべて 正確にテストして、日付が正しく処理および表示されることを確認して ください。 日付処理で問題が起きた場合には、PC DOS サービス・サポートに連絡する前に、 アプリケーション・プログラムおよびハードウェアが日付処理を正確に 行っているかどうかを確認してください。 アプリケーション・プログラムのメーカーに連絡して、すでに確認されている 問題がないか、また、プログラムのアップデート版があるかをどうかを確認して ください。アプリケーション・プログラムに原因がある、日付処理で起こる 問題は、PC DOS 2000 日本語版で修正することはできません。その アプリケーション・プログラムのメーカーだけが問題を修正できます。 PC DOS 2000 日本語版には、一部の BIOS プログラムで発生する "世紀更新" の 問題に対する修正が含まれています。この修正を適用しても、PC の BIOS には 別の日付処理問題が発生する場合もあります。PC メーカーに連絡して、すでに 確認されている問題がないか、また、PC の BIOS のアップデートがあるか どうかを確認してください。 0.3 年の指定方法 ------------------- 年を 2 桁で指定すると、PC DOS は 00 から 79 までを 2000 年から 2079 年までと解釈し、また、80 から 99 までを 1980 年から 1999 年 までと解釈します。たとえば、78/7/15 ( yy/mm/dd 形式) は、 2078年7月15日、また 81/7/15 が 1981年7月15日になります。あいまいな エラーを避けるため、できるだけ年を 4桁で指定してください。 たとえば、2078年7月15日を指定するには、2078/7/15 のように指定 してください。PC DOS は、1980 年より前、また 2079 年以降の日付を サポートしません。 0.4 一般製品情報 ----------------- 次のセクションでは、西暦 2000年について説明します。 0.4.1 西暦 2000 年製品対応状況 ------------------------------- IBM は、本製品が西暦 2000 年対応かどうかに関する的確な情報を提供 するために適切な方法をとってきています。ただし、西暦 2000 年対応状況に 関するあらゆる情報は予告なしに変更する場合がありますので、ご了承くだ さい。IBM は、このREADME に含まれている情報が完全且つ、正確で、すべて の状況において適用することを保証するものではありません。 0.4.2 西暦 2000 年対応とは --------------------------- 「西暦 2000 年対応」と は、「ある製品において、その製品の資料にした がって使用した場合に、20 世紀から 21 世紀の範囲内の日付データの処理、 引渡し、または受取り(あるいはそれらすべて)を正しく行うことができる こと。ただし、その製品と共に使用されるすべての製品 (たとえば、ハード ウェア、ソフトウェア、およびファームウェア)は、正確な日付データをその 製品と正しく交換できることが必要です。」 0.4.3 本製品に対する IBM の見解 --------------------------------- この製品の西暦 2000 年対応状況に関する情報は、この製品にのみに適用 します。 西暦 2000 年に関するプロジェクトの実行は、お客様の責任で行っていた だき、IBM はその結果を保証するものではありません。 IBM の製品を西暦 2000 年対応にするために必要な一時修正 (PTF)、 カスタマー・サービス・ディスケット (CSD) また、その他の西暦 2000 年 関連の修正のインストールおよび実行はお客様の責任で行っていただきます。 これらの修正の適用の不履行に対して、IBM はいかなる責任も負いません。 IBM の製品に関する IBM の責任は製品が販売またはライセンスされた契約に よってのみ管理されています。 0.5 PC DOS 資料 ----------------- PC DOS には、オンライン・ブックおよび印刷資料の両方があります。 PC DOS J7.0/V の資料のすべては、この PC DOS 2000 日本語版で使用 できます。 0.6 PC DOS 2000 日本語版のインストール --------------------------------------- PC DOS 2000 日本語版は IBM の 3.5 インチのディスケットまたは CD-ROM からインストールできます。 ディスケットは、DOS の既存のバージョン上に、またはオペレーティング・シ ステムがインストールされていないコンピューター・システム上に、PC DOS をインストールするために使用します。 CD-ROM は、PC DOS を DOS の既存のバージョン上に上書きインストールするため に使用します。ディスケットが必要な場合のために、CD-ROM には PC DOS ディス ケット・イメージが含まれています。このイメージは MAKEDISK コマンドで 3.5 インチのディスケットにコピーできます。詳しくは "PC DOS ディス ケットの作成" セクションをご覧ください。 ディスケットまたは CD-ROM を使用して、PC DOS が含まれている LAN サーバー 管理者用ディレクトリーを作成できます。LAN サーバーに接続されている ワークステーションは、この管理者用ディレクトリーからインストールできます。 インストールに関するガイドラインには、「PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ ガイド」の 1 章の "インストール" および付録 A の "インストールにつ いての追加情報"をご覧ください。 注: PC DOS 2000 日本語版のディスケットおよびディスケット・イメージは 非 XDF 形式です。 注: お客様のコンピューターに DOS 以外のオペレーティング・システム がインストールされている場合は、PC DOS をインストールすると プログラムおよびデータ・ファイルが失われる場合があります。 0.6.1 ディスケットからのインストール ------------------------------------- DOS/V が実行されている PC のディスケット・ドライブに PC DOS セット アップ・ディスケット 1 を挿入してください。構文および SETUP コマンドの 概説を表示するには、次のように入力してください: a:setup /? a: はディスケット・ドライブを示します。 あとは PC DOS J7.0/V セット アップ・プログラムに従って、インストールしてください。 PC で DOS/V が実行されていない場合は、PC DOS セットアップ・ディス ケット DISK1 をドライブ A に挿入して、コンピュターを再始動してください。 「PC DOS J7.0/V をインストールしますか」の質問に対して Y と入力して ください。あとは セットアップ・プログラムの指示に従ってください。 0.6.2 CD-ROM からのインストール -------------------------------- DOS/V が実行されている PC の CD-ROM ドライブに PC DOS CD-ROM を挿入してくだ さい。構文および SETUP コマンドの概説を表示するには、次のように入力して ください: d:setup /? d: は CD-ROM ドライブを示します。PC DOS J7.0/V セットアップ・プログラムに 従って、インストールしてください。 0.6.3 PC DOS ディスケットの作成 -------------------------------- PC DOS 2000 日本語版 CD-ROM から PC DOS ディスケットを作成できます。11 枚の 高密度(1.44 MB) フォーマット済みの 3.5 インチのディスケットが必要です。 DOS/V が実行されている PC のドライブに CD-ROM を挿入してください。 次のように入力してしてください: d:makedisk d: は CD-ROM ドライブを示します。MAKEDISK プログラムの指示に従って、 ディスケットを作成してください。 0.6.4 LAN サーバー CD-ROM ドライブからのインストール ----------------------------------------------------- ネットワーク接続ワークステーションに PC DOS をインストールするときは、 LAN サーバーにある PC DOS CD-ROM からインストールできます。 LAN サーバーのドライブに PC DOS CD-ROM を挿入してください。 LAN 管理者の 手順に従って、LAN を通してPC DOS をインストールするワークステーション とこの CD-ROM ドライブを共有させてください。 DOS の現行バージョンとネットワーク・ソフトウェアでワークステーション を始動してください。 LAN サーバーの CD-ROM ドライブに接続して、次のように入力してください: d:setup d: は、LAN サーバー上の接続済み CD-ROM ドライブを示します。 PC DOS J7.0/V セットアップ・プログラムに従って、インストールして ください。 0.6.5 LAN 管理者用ディレクトリーからのインストール --------------------------------------------------- SETUP /A を実行すると、LAN サーバーで LAN 管理者ディレクトリー が作成され、ネットワークを通して個別ワークステーションに PC DOS インストールができるようになります。SETUP /A は PC DOS CD-ROM または セットアップ・ディスケット DISK1 から実行できます。 SETUP /A が終了したら、このディレクトリーの SETUP プログラムを使用 して PC DOS をワークステーションにインストールできます。 サーバーで OS/2 WARP が実行中の場合は、DOS 全画面セッションまたは DOS ウィンドウ・セッションから、SETUP /A を実行できます。 サーバーで Warp より前のバージョンの OS/2 が実行中の場合は、LAN サーバーに読取/書込アクセスのあるリモート DOS ワークステーションから SETUP /A を実行してください。 LAN サーバーで管理者用ディレクトリーを作成するには次のようにして ください。 1. インストールを始める前に、LAN 管理者用ディレクトリーのために 16 MB の使用可能なディスクがあることを確認してください。 2. LAN サーバーのドライブに PC DOS CD-ROM または セットアップ・ディス ケット DSIK1 を挿入してください。 3. 次のように入力して SETUP を開始してください: d:setup /a d はドライブを示します。 PC DOS J7.0/V セットアップ・プログラム の指示に従ってください。 4. LAN サーバー管理者用のインストール・オプションの画面が表示されたら、 "管理者用ディレクトリーの作成" を選択してください。"インストール先" で指定されたパスが正しいかどうかを確認してください。 ディレクトリーを指定しない限り、PC DOS インストール・ディスケットの すべてのファイルが DOS7V ディレクトリーにコピーされます。 管理者用ディレクトリーの名前を指定する場合には、DOS ディレクトリー、 DOSFILES ディレクトリーまたはルート・ディレクトリーを指定しない でください。 5. インストールが終了したら、「ATTRIB」 コマンドを使用して ディレクトリーのファイルを読み取り専用にしてください。 6. LAN 管理者の手順に従って、PC DOS を LAN インストールする ワークステーションにこのディレクトリーを共有させてください。 リモート・ワークステーションから LAN サーバーの管理者用ディレクトリー を作成するには次のようにしてください。 1. ワークステーションでネットワークを開始して、管理者用ディレクトリー を作成したい LAN サーバーに接続してください。ワークステーション にはサーバーへの読み取り/書き込みアクセスが必要です。 2. ワークステーションのドライブに PC DOS CD-ROM または セットアップ・ ディスケット 1 を挿入してください。 3. ステップ 3 からステップ 6 までの指示に従って、LAN サーバーで 管理者用ディレクトリーを作成してください。 LAN 管理者が PC DOS を LAN インストールできるようにした後に、そこから PC DOS をインストールするには次のようにしてください。 1. DOS の現行バージョンでワークステーションを開始してください。 2. ネットワーク・ソフトウェアを開始して、PC DOS の LAN 管理者用 ディレクトリーがあるサーバーに接続してください。 3. サーバーの セットアップ・プログラムを開始してください。たとえば、 LAN 管理者用ディレクトリーが DOS7V の場合は、次のように入力します: d:\dos7v\setup d: は LAN ドライブを示します。 PC DOS J7.0/V セットアップ・ プログラムに従って、インストールしてください。 0.7 PC DOS 2000 日本語版 CD-ROM の内容 --------------------------------------- PC DOS 2000 日本語版 CD-ROM のディレクトリーには次のプログラムおよび 情報がはいっています。 0.7.1 DOS7V ディレクトリー --------------------------- このディレクトリーには、PC DOS J7.0/V セットアップ・プログラムに使用 される圧縮された PC DOS ファイルがはいっています。 CD-ROM のルート・ ディレクトリーから セットアップ・プログラムを開始してください。(この ドキュメントの「CD-ROM からのインストール」セクションをご覧ください。) 0.7.2 DOSFILES ディレクトリー ------------------------------ このディレクトリーおよびサブディレクトリーには、完全な PC DOS J7.0/V のプログラムと資料がはいっています。必要に応じて、このディレクトリーから 個々のファイルをコピーまたは表示してください。 注: このディレクトリーはハード・ディスクに PC DOS をインストールする ためには使用されません。 0.7.3 IMAGES ディレクトリー ---------------------------- このディレクトリーには、MAKEDISK プログラムによって作成された PC DOS インストール・ディスケットのイメージがはいっています。CD-ROM の ルート・ディレクトリーから MAKEDISK プログラムを開始してください。 (このドキュメントの 「PC DOS ディスケットの作成」セクションをご覧 ください。 0.7.4 ONLINE ディレクトリー ---------------------------- このディレクトリーには、オンライン・マニュアルのファイルがはいっています。 オンライン・マニュアルは、PC DOS J7.0/V で提供されている PC DOS Viewer や OS/2 の VIEW コマンドで読むことができます。PC DOS 2000 日本語版をインスト ールした後、システムのインストール先ディレクトリー(通常は、C:\DOS)にコピー してからご使用ください。 0.7.5 WIN31CSD ディレクトリー ------------------------------ このディレクトリーには、IBM 版の日本語 Microsoft Windows V3.1 の CSD 3.10Fがはいっています。この CSD には、西暦2000年対応のための修正が 含まれています。\WIN31CSD ディレクトリーにある README.TXT ファイルに 従って CSD ディスケットを作成し、修正を適用してください。 1.0 PC DOS 2000 日本語版 のユーティリティーについて ==================================================== PC DOS 2000 日本語版に付属しているユーティリティーは、PC DOS J7.0/V に 付属しているものと同じもので、機能拡張はされていません。 アンチウィルス・プログラムはプログラムの性質上、最新のものを別途 入手されて、ご使用になることをお勧めします。 2.0 PC DOS J7.0/V のコマンドやユーティリティーについての注意事項 ================================================================= 2.1 DOS コマンド ----------------- 2.1.1 FORMAT コマンド ---------------------- FORMAT コマンドで未フォーマットのディスクがフォーマットできなかった時は、 /U スイッチを使って、無条件フォーマットを試してみてください。 Stacker ディスク圧縮プログラムを使っていて、FORMAT /S を実行して「ドライブ A にディスケットを入れてください」というメッセージが表示された時は、DOS を ハード・ディスクから始動して、PC DOS J7.0/V のセットアップ・ディスケットを ドライブ A に入れ、DOS コマンド・プロンプトで「SYS A: C:」と入力してくださ い。 2.1.2 LABEL コマンド --------------------- LABEL コマンドは、ボリュームが共有されている場合、あるいはボリューム上の 現行ファイル名と同じ名前をボリューム名として指定した場合、ボリューム名を 変更しません。 2.2 E エディター ----------------- E エディターのオンライン・ヘルプは、全てのコマンドについての説明を含んで いません。詳細は、『PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 2.2.1 キーの動きを PC DOS J6.3/V と同じにする --------------------------------------------- E エディターの Enter キーや Delete キーの動きを PC DOS J6.3/V と同じにする ためには、E.INI ファイルの中の ENTERKEY の定義を下記のように変更してくださ い。 ENTERKEY=STREAM --> ENTERKEY=ADDLINE 詳しくは、「HELP E.INI」と入力して E.INI ファイルのオンライン・ヘルプを 参照してください。 2.2.2 日本語 3270PC と E エディターのマウスサポート --------------------------------------------------- 日本語 3270PC と E エディターを同時にお使いの場合、マウスの操作を E エディ ターで行うと、画面上にごみが残る場合があります。この場合、E エディターに "/DM" オプションを付けて、マウスのサポートをオフにして E エディターをお使 いください。   E /DM または   SET E=/DM   E 2.2.3 E エディターと PRINT コマンド ----------------------------------- PRINT コマンドで印刷中に E エディターを使うと、E エディターの操作に時間が かかったり、E エディターの操作中にPCがハングする場合があります。PRINT コマ ンドをお使いの場合、ファイルの印刷終了後に E エディターを使うことをお勧め します。 2.2.4 E エディターとメモリー不足のメッセージ -------------------------------------------- E エディターの操作中に「メモリーが足りません」等のメッセージが出た場合、 そのあとの E エディターの動作が不安定になることがあります。この場合、ファ イルを保管するなどしてから、E エディターを一旦終了し、再び E エディターを 起動することをお勧めします。 2.3 IBM アンチウィルス/DOS --------------------------- IBM アンチウィルス/DOS が検出、除去できるウィルスの数は約 2,100 です。出荷 の時点で最新のシグネチャー・ファイルを含めていますので、検出に関してはそれ 以上のウィルスを発見することができます。ただし、それらのウィルスを除去した り、ヘルプからそれらのウィルスに関する情報を得ることはできません。 2.4 Stacker ディスク圧縮プログラム ----------------------------------- Stacker ディスク圧縮の詳細は、Stacker のディレクトリー (\DOS\STACKER) に ある README.TXT を参照してください。SETUP で Stacker を選択しなかった場合、 このディレクトリーはありません。すでに Stacker を初期セットアップしてある 場合、このファイルは \STACKER ディレクトリーあるいは指定したディレクトリー にあります。 2.5 Central Point バックアップ・プログラム ------------------------------------------- 2.5.1 他のバックアップ・プログラムとの互換性 -------------------------------------------- データの復元 (リストア) に使用するコマンドはバックアップのコマンドと互換性 があることが必要です。DOS で提供している BACKUP コマンドを使用した場合は、 DOS で提供している RESTORE コマンドを使用する必要があります。CPBAKCUP コマ ンドを使用した場合には、RESTORE コマンドでは復元できません。同様に MS-DOS の MSBACKUP を使用して作成したバックアップは、PC DOS の RESTORE コマンドや CPBACKUP では復元できません。 2.5.2 POWER.EXE の実行 ---------------------- POWER.EXE (DOS 電力管理デバイス・ドライバー) が動作していると、CPBACKUP の 実行速度が遅くなる場合があります。これを避けるには、CPBACKUP を実行する前 に、次のコマンドを DOS コマンド・プロンプトで実行して、電力管理機能を停止 してください。 POWER OFF バックアップが終わった後で、忘れずに電力管理機能をオンにしてください。 2.5.3 確認テスト ---------------- 使用するディスク装置によっては、自動ディスク検出機能が正しく動作しないこと があります。このため、バックアップ確認テストの「比較」中に一時停止状態とな る可能性があります。その際は、ディスクをいったん取り出して、再度挿入し直し てください。この操作により、一時停止状態は解除されます。 2.5.4 信頼性テスト ------------------ ハードウェアによっては、高速モードでの信頼性テストを行うとハングするものも あります。その場合には、信頼性テストをスキップして、構成の設定パネルでバッ クアップ速度を低速に設定してください。 2.5.5 3270PC/5250PC/5250WS プログラムと一緒に使用する場合の注意点 ----------------------------------------------------------------- 3270PC/5250PC/5250WS の使用中に CPBACKUP を実行するときは、CPBACKUP を終了 するまでホット・キーでホスト画面にしないでください。 2.5.6 圧縮ディスケットへのバックアップ -------------------------------------- 圧縮したディスケットに Central Point バックアップでバックアップすることが できます。ただし、次の注意に従ってください。低速オプションを使用すると、 圧縮ディスケットに圧縮してバックアップできます。(すでにデータは圧縮済み なので、圧縮率が高くならないことがあります。)高速オプションでバックアップ した時は、ディスケットへのデータ転送に DMA を使うので、データは圧縮されま せん。このとき、データは正しく転送されますが、作成されたディスケットは圧縮 されていません。 2.5.7 IBM テープ装置のサポート ------------------------------ CPBACKUP でテープ装置を構成している場合、CPBACKUP はどのタイプの装置が使用 されているかを調べます。IBM テープ装置名/モデルと、これに対応する CPBACKUP での装置名/モデルの対照表は次のとおりです。 IBM テープ装置名/モデル CPBACKUP テープ装置名/モデル ======================= ============================ IBM 1.2GB 3450-001 Tandberg IBM 4100 IBM 2.0GB 4mm 3440-001 IBM35480A IBM 2.3GB 8mm 3532-023 EXABYTE EXB-8200 IBM 5.0GB 8mm 3445-001 EXABYTE IBM-8505  2.6 Central Point アンデリート ------------------------------- 次に場合には、DOS 版の UNDELETE を使用しないでください。 * 他のプログラムが実行中の時 * Windows や DOS シェルの DOS プロンプト * DOS シェルのタスク切り替え実行中 * 3.5インチ 1.2MB のディスケットに対して 2.7 Central Point スケジューラー --------------------------------- DOS 版の SCHEDULE は、Windows/3270PC/5250PC/5250WS の実行中は使用できませ ん。これらのプログラムを始動する前に SCHEDULE で予め設定したイベントは、 これらのプログラムを終了するまで予定の時刻を過ぎても実行されません。 2.8 メモリー最適化プログラム (RAMBOOST) ---------------------------------------- RAMSETUP を実行する前には、必ず、CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT のバックアップ  を作成しておいてください。 RAMSETUP を実行した後に、アダプターを PC に追加したり PC から取り外した 場合は、RAMSETUP をもう一度実行する必要があります。実行すると、PC のメモ リーを分析して、CONFIG.SYS 内の EMM386.EXE 行を変更します。 ハードウェアの構成とロードするデバイス・ドライバーや常駐プログラムによって メモリーの最適化のセットアップ (RAMSETUP) に時間のかかることがあります。 RAMSETUP の拡張設定機能は、DOS のメモリー管理に精通した方以外は使用しない でください。RAMSETUP の拡張設定機能で誤った設定を行うと、システムの始動時 にハング・アップする場合があります。 ハードウェアの構成とロードするデバイス・ドライバーや常駐プログラムによって RAMBoost 使用時の方が使用可能メモリーが減少することがあります。減少した 場合には、CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT を RAMSETUP 実行前のバックアップ と置き換えて元の状態に戻してください。 UMB の連続空き容量が 32KB以下の状態で RAMSETUP を実行した場合、RAMBOOST が 導入されませんという旨のメッセージが表示されます。手動での UMB メモリーの 編集が困難である場合、RAMSETUP.INI ファイルの中の MinUMBs= パラメーターの 値を省略時の 32 から小さい値に変更することができます。ただし、小さ過ぎる値 (およそ 24以下) を指定した場合、システムの始動時にシステムがハング・アップ することがありますので、この値の変更には十分注意を払ってください。 2.9 ディスク最適化プログラム (DEFRAG) -------------------------------------- 以下の条件下で DEFRAG コマンドを実行しないでください。 * 他のプログラムが実行中の時 * Windows や DesqView の中 * DOS シェルのタスク切り替えの中 3270PC/5250PC/5250WS の使用中に DEFRAG を実行することはできません。  2.10 ディスク・キャッシュ・プログラム (SMARTDRV) ------------------------------------------------ ディスク・キャッシュ機能は、DOS のインストール時には、自動的には設定されま せん。使用したい場合には手動で設定する必要があります。 ディスケットに対する書き込みキャッシュは、できるだけ使用しないでください。 使用するアプリケーションによっては、ディスケットに書き込むべきデータが失わ れたり、システムがハング・アップする場合があります。  CD-ROM に対してキャッシュ機能を利用するためには、SMARTDRV ステートメントは、 MSCDEX よりも後に記述されていなければなりません。 2.11 PC DOS Viewer ------------------ PC DOS Viewer では、OS/2 の INF 形式のオンライン・ドキュメントを表示する ことができます。また逆に OS/2 の Viewer で DOS のオンライン・ドキュメント を表示することもできます。ただし、以下の制限があります。 - DOSでは、OS/2でサポートしている IPF タグのすべてはサポートしていません。 (詳しくは、『PC DOS J7.0/V 技術解説書』を参照してください。) - PC DOS Viewer では、イタリックやボールドの強調表示はサポートされていませ ん。イタリックは、ダブル・クォーテーション (") で囲まれた文字列で表示さ れるため、表等でイタリックを使用していると枠線がずれて表示されます。 - PC DOS Viewer では、ハイパーリンク文字列は黄色で表示されますが、OS/2では 青色で表示されます。 2.12 ファイル更新ユーティリティー --------------------------------- ファイル更新ユーティリティー (FILEUP) は、異なる場所で同じファイルを変更 するときに役立つユーティリティーです。最大100個のディレクトリー対を扱う ことができます。また、使用可能メモリーに応じて同期をとることができる ファイル数 (最大 500個から1000個ぐらい) が決まります。扱うファイル数が 多くなるにつれて、動作に時間がかかるようになりますが、ハード・ディスクや ディスケット・ドライブのアクセス・ランプが、点滅しているときと点滅が消えた 直後は、何もしないでしばらくお待ちください。 扱うディレクトリー対が100個を越える場合や、扱うファイル数が多い場合は、正 しく動作しません。扱うディレクトリー対が100個を越える場合や、扱うファイル  の総数が500個を越える場合は、BACKUPユーティリティーを使用してください。 2.13 DOS/V カストマイジング・ユーティリティー --------------------------------------------- SETUPV ユーティリティーは CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT の複数システム 構成には対応していません。複数システム構成を定義して、システムをお使いの 場合は、SETUPV ユーティリティーでプリンターの設定などを変更しても、正しく 変更されない場合があります。このようなときは、E エディター等で CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルを直接編集してください。 2.14 ビデオ拡張機能 ------------------- 2.14.1 DSPXVGA.EXE が提供する拡張テキスト・モード -------------------------------------------------- DSPXVGA.EXE が提供する拡張テキスト・モードは、以下のとおりです。フォント、 文字ボックス、画面解像度の欄は全て横x縦のドット数です。 +====================+===========+==========+==========+============+ | テキスト・モード | 桁数x行数 | フォント | 文字ボックス| 画面解像度 | +====================+===========+==========+==========+============+ | 縦長 | 80 x 34 | 8 x 12 | 8 x 14 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 80 x 40 | 8 x 12 | 8 x 12 | 640 x 480 | +--------------------+-----------+----------+----------+------------+ | 縦長(罫線/下線付) | 80 x 34 | 8 x 12 | 8 x 14 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 80 x 40 | 8 x 12 | 8 x 12 | 640 x 480 | +--------------------+-----------+----------+----------+------------+ | ワイド | 80 x 34 | 8 x 12 | 8 x 14 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 80 x 40 | 8 x 12 | 8 x 12 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 106 x 34 | 6 x 12 | 6 x 14 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 106 x 40 | 6 x 12 | 6 x 12 | 640 x 480 | +--------------------+-----------+----------+----------+------------+ | ワイド(罫線/下線付)| 80 x 34 | 8 x 12 | 8 x 14 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 80 x 40 | 8 x 12 | 8 x 12 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 106 x 34 | 6 x 12 | 6 x 14 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 106 x 40 | 6 x 12 | 6 x 12 | 640 x 480 | +--------------------+-----------+----------+----------+------------+ | 拡大 | 52 x 20 | 12 x 24 | 12 x 24 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 40 x 15 | 16 x 32 | 16 x 32 | 640 x 480 | +--------------------+-----------+----------+----------+------------+ | 拡大(罫線/下線付) | 52 x 20 | 12 x 24 | 12 x 24 | 640 x 480 | | +-----------+----------+----------+------------+ | | 40 x 15 | 16 x 32 | 16 x 32 | 640 x 480 | +====================+===========+==========+==========+============+ 2.14.2 16 ドット・フォントのワイド・テキスト・モード ----------------------------------------------------- 16ドット・フォントのみを使用する場合、VGA 用ドライバーは、ワイド・テキスト モードは提供しません。しかし、アプリケーションの中にはワイド・テキスト・ モードにしか対応していないものもあります。このため、これらのアプリケーショ ンが実行できるように、本来縦長テキスト・モードである 80 x 34 および 80 x 40 の2つ (罫線/下線付を含めると4つ) の拡張テキスト・モードをワイド・テキスト モードとしても登録しています。 2.14.3 拡張テキスト・モードで表示されるフォント ------------------------------------------------ DSPXVGA.EXE がワイド・テキスト・モードで使用する、横8x縦12ドットのフォント は DOS/V が持っている横8x縦16ドットのフォントを縦12ドットに圧縮したもので す。従って、特に全角文字で多少見にくい文字があるかもしれません。また、使用 する拡張テキスト・モードによっては、文字の一部が罫線や下線と重なる場合があ ります。 2.14.4 テキスト・モード設定プログラム (DSPX.EXE) ------------------------------------------------- DSPX.EXE の簡易表示では、罫線/下線付のテキスト・モードは表示されませんが、 あるテキスト・モードの設定を変更すると、それに対応する罫線/下線付のテキス ト・モードの設定も変更されます。例えば、ワイド・テキスト・モードの設定を 80桁43行に変更したとすると、ワイド・テキスト・モード (罫線/下線付) の設定 も80桁43行になります。 DSPX.EXE の詳細表示では、設定変更したテキスト・モードの設定のみが変更され ます。 2.14.5 拡大テキスト・モードでのシフト状況域および単語登録パネル ---------------------------------------------------------------- 拡大テキスト・モードで画面の表示桁数が 80桁未満のとき、IAS は少なくなった 作業領域で日本語入力を行えるように表示書式、位置とサイズを変更します。 IAS に完全準拠しているかな漢字変換プログラム (IAE) は、修正することなく ご使用いただけます。表示桁数が 80桁またはそれ以上のときは、従来通りの表示 形式です。かな漢字変換プログラムとして IBMMKKV.EXE を使用しているときの 画面表示例は、次のとおりです。 シフト状況行 (漢字モード) 0 39 +----------------------------------------+ |か半R漢字 | +----------------------------------------+ 51 +----------------------------------------------------+ |か半R 漢字 | +----------------------------------------------------+ 79 +--------------------------------------------------------------------------------+ | かな 半角 R 漢字 | +--------------------------------------------------------------------------------+ (従来の表示形式) シフト状況行 (単漢候補) 0 39 +----------------------------------------+ |か半R1 合 2 上 3 当 単漢候補 38/41 | +----------------------------------------+ 51 +----------------------------------------------------+ |か半R 1 合 2 上 3 当 4 明 5 有 単漢候補 36/41 | +----------------------------------------------------+ 79 +--------------------------------------------------------------------------------+ | かな 半角 R 1 合 2 上 3 当 4 明 5 有 6 会 7 編 8 阿 9 在 単漢候補 32/41 | +--------------------------------------------------------------------------------+ (従来の表示形式) 単語登録パネル +----------------------------------------+ | 単語登録 語句 [ あいうえおかきく > | | 読み [ > | +----------------------------------------+ +----------------------------------------------------+ | 単語登録 語句 [ あいうえおかきくけこさしすせ > | | 読み [ ] | +----------------------------------------------------+ +--------------------------------------------------------+ | 単語登録 語句 [ あいうえおかきくけこさしすせそた > | | 読み [ ] | (従来の表示形式) +--------------------------------------------------------+ 2.15 トグル表示モードおよび 26 行目表示モード --------------------------------------------- PC DOS J7.0/V の $IAS.SYS は、既存の25行目表示のほかに、トグル表示モード、 26 行目表示モードをサポートします。追加された新しいモードでは正常に動作し ないアプリケーション及びかな漢字変換プログラムがあります。 25行目表示モード: 既存のモードと互換であり 既存の DOS/V ($IAS.SYS) 対応の かな漢字変換プログラム、アプリケーションは正しく動作し ます。 26行目表示モード: 25行目表示モードを前提としていないかな漢字変換プログラ ムやアプリケーション・プログラムは基本的に正しく動作し ますが、そうでないものはこの限りではありません。Windows を使用する場合は、26行目表示モードを使用しないでください。 また、このモードは一部のビデオ拡張ドライバーを導入して いるときなど、使用できない場合があります。 トグル表示モード: 入力表示域の表示/非表示を細かく制御するため、表示処理を $IAS に任せず独自に処理しているかな漢字変換プログラムは、 正常に動作しません。25行目表示モードをお使いください。 DOS に含まれているユーティリティーのいくつかは、25行目 表示モードで実行すると内部的にトグル表示モードに切り換 えます。トグル表示モードで正常に動作しないかな漢字変換 プログラムをお使いの方はこれらのユーティリティーをご使 用になる前に26行目表示モードに切り換えておいてください。 なお、26行目表示モード、トグル表示モードは画面表示モード 3 又は 73 の標準 テキスト・モードのみで有効です。アプリケーション・プログラムが他のモード または縦長モードにした場合、モードはリセットされ25行目表示モード (最下位行 に表示) に戻ります。但し、再度標準テキスト・モードに設定した場合は以前の モードに戻ります。 2.16 Windows 用のツールを OS/2 の WIN-OS2 で使用する場合 -------------------------------------------------------- WIN-OS2 または OS/2 for Windows で、PC DOS J7.0/V の Windows ツールを正し く使うには、次の手順に従ってください。 1. OS/2 システム・オブジェクトをダブルクリックして開きます。 2. コマンド・プロンプト・フォルダーをダブルクリックして開きます。 3. WIN-OS2 全画面アイコンをダブルクリックして全画面 WIN-OS2を起動します。 4. プログラム・マネージャーが起動したら、PC DOS ツールのグループを 開きます。 5. Alt+Enter キーで各々のオブジェクトの登録内容を次のように変更します。 -- コマンドライン・フィールドのプログラム名の前に DOS のパスを加えます。 -- 作業ディレクトリーを DOS パスにします。ただし、PC DOS コマンド・ プロンプトの場合は空白にします。  2.17 MSCDEX.EXE --------------- ディスク圧縮プログラムとともに使用する場合には、AUTOEXEC.BAT ファイルの MSCDEX の行に "/L" スイッチを指定して、CD-ROM ドライブをディスク圧縮プロ グラムが管理しているドライブ以外のドライブ名を割り当ててください。 2.18 3.5 インチ、1.2MB ディスケットの使用 ----------------------------------------- IBM PS/55,PS/V,ThinkPad に付属の3.5インチ1.2MBディスケット用デバイス・ドラ イバーを使用していて、PC DOS J7.0/V に含まれるコマンドやユーティリティーが 正常に動作しないときは、そのドライバーを $FDD12.SYS で置き替えてください。 $FDD12.SYS を使用すると、3.5インチ1.2MBディスケットを A:または B:ドライブ でアクセスできます。 2.19 Phoenix PCMCIA サポート ---------------------------- ハードウェアに PCMCIA ドライバーが添付されている場合にはハードウェアに添付 のドライバーをご利用ください。 2.19.1 PCM+ v3.01 の注意 ------------------------ M-SYSTEM flash file support をお使いの場合、M-SYSTEM TFFS 3.202 以上の 2.1 に適合したものにアップグレードしてください。 MS-FLASH support をお使いの場合、SRAM カードを FORMAT コマンドでフォーマッ トする時に、/T や /N オプションを使ってはいけません。PCMFFCS ドライバーが SRAM カードのサイズを自動的に検知します。 LAN PCMCIA カードとネットワークドライバーを CONFIG.SYS 内でインストールし てある場合、PCMSETUP は、PCM ドライバーを CONFIG.SYS の末尾 (ネットワーク・ ドライバーの後ろ) に置きます。この場合、PCM ドライバーをネットワーク・ドラ イバーの前に移動してください。そうしない場合、LAN カードが未構成になるので、 ネットワークの接続ができません。 EMM386 のようなメモリー・マネージャーを使っている場合、SRAM や FLASH など のメモリー・カードでは、PCM や PCMWIN ユーティリティーの状態の表示でエラー になることがあります。メモリー・マネージャーの X オプションでさらに 4KB を メモリー・マネージャーの管理から外すと問題が解決します。 コンボ (多機能) カードは、PCMWIN では構成出来ない可能性がありますが、正しく 機能します。このようなカードを使う時は、アクセス可能かどうかを確認してくだ さい。 MS-Flash インターフェースをお使いの場合、PCMFFCS は、一つのソケットしかない PC でも、一つではなくて二つのドライブを占有します。PCMFFCS でドライブを一つ しか占有したくないときは、PCMSS で /S0=1 オプションを指定してください。二つ の代わりに一つのドライブが占有されます。 PCM ユーティリティーは、リソース不足のために構成の変更ができなかった場合、 構成済みのカードを未構成と表示します。カードを一度取り外して再び取付ければ 構成済みの状態に戻ります。 一部の PC カードは、カードに付属のクライアントドライバーでのみ動作します。 このようなカードを構成するときには、PCMCIA の SCD (Super Client Driver) を 使ってはいけません。 もし、SCD で構成済みの時は、次の手順に従ってください。 1) PCMSETUP を起動する。 2) カードのリストが表示された時、SCD で構成するカードのみをスペース・バー で選択する。(専用のクライアントドライバーで構成するカードは選択しな い。) 3) 選択が終了したら、Enter キーを押して PCMSETUP を終了する。 4) PC を再始動する。 カードに付属のクライアント・ドライバーのインストールについては、PC カード のマニュアルを参照してください。 2.19.2 サスペンド/ハイバーネーション時の制限と操作 --------------------------------------------------- 一部の PC カードはサスペンドモードでの動作をサポートしません。PC カードに 付属の使用説明書を参照してください。 一部の PC カードは、ハイバーネーションモードをサポートしません。この場合、 PC をハイバーネーションできません。 IBM ThinkPad 720 でトークンリング PC カードをお使いの場合、IRQ9 を使って いると動作中のカード取り外しができません。もし、カードを取り外すと、PC は ハングします。 ThinkPad 720 に PCMCIA をインストールすると、電源管理機能がサポートされて いないと表示される場合があります。POWER.EXE がインストールされていることを 確認してください。インストールしてあるならば、このメッセージは無視してくだ さい。 2.19.3 IBM ThinkPad でのモデムのサスペンド/レジューム ------------------------------------------------------ IBM ThinkPad 720/750 のサスペンド/レジューム機能は、PC に付属の $ICPMDOS.SYS が提供します。モデムを使う場合、/MODEMOFF (大文字) オプション を CONFIG.SYS の DEVICE=$ICPMDOS.SYS に加えなければなりません。 (例:DEVICE=C:$IPCDOS.SYS /MODEMOFF) また、/NOPM オプションをカード・サービ ス (PCMCS.EXE) の PCM.INI に加えなければなりません。詳細は、オンライン・ ヘルプの PCM.INI の編集についての部分を参照してください。 2.19.4 PCMCIA と PC カードの UMB 利用一覧 ---------------------------------------- 以下は、PCMCIA で使用される省略時の設定です。 ======================================================================= ドライバー 必要な UMB 省略時値  EMM386 の X PCMCIA カード オプション ======================================================================= PCMCS.EXE 4K /ADDR=DF X=DF00-DFFF PCMATA.SYS 16K /ADDR=D4 X=D400-D7FF IBM Ethernet 16K X=D800-DBFF IBM 3270 8K X=CE00-CFFF IBM Token Ring 24K X=DC00-DDFF and X=D800-DBFF 2.20 PenDOS ----------- 2.20.1 PC DOS J7.0/V で PenDOS を使用するには --------------------------------------------- PC DOS J7.0/V で PenDOS を使用するときには、EMM386 に MIN オプションを付け ることをお勧めします。このパラメーターは、PenDOS の TSR を PC DOS J7.0/V で使うときに生じるメモリーの競合を防止します。 CONFIG.SYS ファイルの例 ----------------------- BUFFERS=48,8 FILES=30 DOS=HIGH,UMB DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE MIN=768 RAM AUTO .... DEVICEHIGH=C:\DOS\SYSTEM\PENDEV.SYS .... 2.20.2 PenDOS がサポートするビデオ・モード ------------------------------------------ PenDOS は、以下の標準 VGA 表示モードで作動するようになっています。 ビデオ・モード 仮想スクリーン・サイズ -------------- ------------------- 2 640 x 200 テキスト (英語モードのみ) 3 640 x 200 テキスト 11 640 x 480 グラフィック 12 640 x 480 グラフィック 72 640 x 480 グラフィック (日本語モードのみ) 73 640 x 200 拡張テキスト (日本語モードのみ) PenDOS を拡張テキスト・モード (高品位テキスト・モードや高密度テキスト・ モード) で使用することはできません。例えば、VGA 用ビデオ拡張ドライバー による 106桁x40行 のテキスト・モードで PenDOS を使用すると正しく画面が 表示されません。 ほとんどの PC のアプリケーションは、ノートブック PC のことを考慮していませ ん。このようなアプリケーションをカラー・ディスプレイ・モードでインストール すると、画面の表示の一部が見えないことがあります。このような場合は、LCD ディスプレイ・モードまたはモノクロ・モードでインストールしてください。 2.20.3 Central Point のユーティリティーと PenDOS ------------------------------------------------ Central Point の UNDELETE と CPBACKUP と SCHEDULE はグラフィック・モード (英語モードのみ) でもテキスト・モードでも使用できます。PenDOS と一緒にグラ フィック・モードでこれらのユーティリティーを使用すると、PenDOS の入力ウィ ンドウやポップアップ・キーボードが表示された時に、画面の表示がおかしくなる ことがあります。 Central Point ユーティリティーをテキスト・モードで使えば、この問題を避ける ことができます。(日本語モードではオプションを指定する必要はありません。) 例: C:\DOS\UNDELETE /nf C:\DOS\SCHEDULE /nf C:\DOS\CPBACKUP /nf Central Point ユーティリティーを DOS シェルから起動する場合、DOS シェルで Central Point ユーティリティーの登録情報のコマンド行を上記のように変更して ください。 2.20.4 DEFRAG を PenDOS と一緒に使用するには -------------------------------------------- DEFRAG ユーティリティーは、グラフィック・モード (日本語モードのみ) でもテ キスト・モードでも使用できます。PenDOS と一緒にグラフィック・モードでこれ らのユーティリティーを使うと、PenDOS の入力ウィンドウやポップアップ・キー ボードが表示された時に、画面の表示がおかしくなることがあります。 DEFRAG ユーティリティーをテキスト・モードで使えば、この問題を避けることが できます。(日本語モードではオプションを指定する必要はありません。) 例: C:\DOS\DEFRAG /G0 2.20.5 Stacker を PenDOS と一緒に使用するには --------------------------------------------- Stacker によるディスクの圧縮、圧縮解除あるいは断片化解消などの操作を行なう 場合、PenDOS と一緒に使用しないでください。 2.20.6 Kurta XGT Opaque Tablet ------------------------------ 「Kurta XGT Opaque Tablet」を使うときは、タブレットを以下のように設定して ください。 1) ALT、 F4、F5、タブレットの調節 2) エミュレーション/互換性 P-KEY -> P1 Emulation -> KURTA IS/ONE 3) フォーマット Binary -> B3 その他のパラメーター Data Bits -> 8 Parity -> none Baud Rate -> 19200 Resolution -> 1016 LPI/40 LPMM Output rate -> Max. Origin -> Lower Left 4) 保存   P1 終了   P1 2.20.7 固有のドライバーを必要とするデジタイザー ----------------------------------------------- 2.20.7.1 Calcomp DisplayPad --------------------------- デュアル・ディスプレイにするためには、PENDOS.BAT を呼び出す前に以下のコマ ンドを実行してください。(VGACONF ファイルは CalComp DisplayPad に添付され ています。) VGACONF SIM 2.20.7.2 IBM ThinkPad 710T -------------------------- PenDOS を IBM ThinkPad 710T に導入する場合は、PENDOS.BAT を呼び出す前に 以下のコマンドを実行してください。(DFE2523 ファイルは IBM ThinkPad 710T に添付されています。) DFE2523 2.20.8 PenDOS をマウス・エミュレーションで使用する -------------------------------------------------- PenDOS をマウス・エミュレーションで使用する場合は、PENDOS.BAT を呼び出す 前に MOUSE を常駐させておく必要があります。 2.20.9 シリアルポートを使用しないペン・タブレット ------------------------------------------------- SETUP が作成する PENDOS.BAT には、シリアルポートに接続するペン・タブレット 用に「MODE COM1:9600,N,8,1」文が入っています。シリアルポートにつなぐペン・ タブレットを使用しないときは、この文を PENDOS.BAT から削除して構いません。 2.20.10 PenDOS のその他の制限事項 --------------------------------- * 3270PC/5250PC/5250WS と一緒に使用することはできません。 * CHEV コマンドによる英語環境をサポートしていません。 * 26行モードに対応していません。 * DOS シェルのタスク切り換えの使用をオンにしないでください。 * Windows の DOS 互換ボックスで使用できません。 * MUTOH MVT-7 以外のデジタイザーはシリアル・ポート1 (COM1) に接続する必要 があります。 2.21 新 JIS 並びのサポート -------------------------- 新 JIS 並びのサポートに関する注意事項は以下のとおりです。 その他、新 JIS 並びサポートに関する情報は、『3.0 アプリケーションに関する 注意事項』、および『PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ガイド』の付録『JIS'90 のサポートについて』を参照してください。 2.21.1 単漢字変換プログラムと SKK 辞書ファイル ---------------------------------------------- 単漢字変換プログラム ($IAESKK.SYS) および SKK 辞書ファイル ($SYS1DIC.FNT) は、新 JIS 並びに対応していません。単漢字変換プログラムを使用する場合や、 USRFNT ユーティリティーで SKK 辞書ファイルを編集する場合などは、SETUPV コマンドで文字の並びを「旧 JIS 並び」に設定しておいてください。 3.0 アプリケーションに関する注意事項 ===================================== 3.1 アプリケーション・プログラムのインストール ----------------------------------------------- 3.1.1 ディスク圧縮している場合 ------------------------------- ディスク圧縮プログラムが表示するディスクの空き容量はあくまでも予測に基づく ものであり、この見かけ上の空き容量を元にアプリケーションがインストールを始 めると、途中で実際に容量不足になってインストールが失敗することがあります。 十分に空き容量を確保してからインストールを実行してください。 3.1.2 複数システム構成を使用している場合 ----------------------------------------- 複数システム構成機能を使用しているシステムでアプリケーションをインストール すると希望どおりに CONFIG.SYS が更新されないことがあります。その場合には、 E エディター等を利用して CONFIG.SYS を編集してください。 3.2 日本語 Microsoft Windows V3.1 をお使いになる場合の注意点 ------------------------------------------------------------- 3.2.1 ディスク圧縮との併用 --------------------------- 既にディスク圧縮機能を使用中のシステムに日本語 Microsoft Windows V3.1 を インストールする時には、カスタム・セットアップを選択し、スワップ・ファイル の設定を非圧縮ドライブに指定してください。一方、既に Windows をインストー ル済みのシステムにディスク圧縮を導入する場合、ディスク圧縮プログラムは スワップ・ファイルを非圧縮領域として残します。 3.2.2 同じ名前のファイルの扱い ------------------------------- PC DOS J7.0/V をインストールした後に、Windows を高速セットアップすると Windows のインストール・プログラムが Windows に添付のファイル (HIMEM.SYS、  EMM386.EXE および SMARTDRV.EXE) を使用するように CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT ファイルを書き替えます。これを避けるためにはカスタム・セットアップを利用 するか Windows を立ち上げる前に E エディター等で DOS に含まれているファイル を使用するように CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT ファイルを直接編集してください。 3.2.3 CSD のバージョン ----------------------- PC DOS J7.0/V をインストールしたシステムに Windows の CSD をあてる場合 Windows バージョン 3.10F 以降を使用してください。 3.2.4 26 行モード ------------------ Windows は 26行モードをサポートしていません。26行モードを使用していて Windows を始動するときは、その前に SETUPV ユーティリティーで25行モード またはトグル・モードに設定してください。 3.2.5 STACKS コマンド ---------------------- Windows を使う時は、「STACKS=9,256」を CONFIG.SYS に加えてください。 3.2.6 新 JIS 並びのサポート ---------------------------- DOS で文字の並びを「新 JIS 並び」に設定した場合、IBM 版日本語 Microsoft Windows に CSD をあて、その後 Windows のディレクトリにある SYSTEM.INI に 以下の行を追加してください。 [PS55FONT] JIS90=yes [IADRX] KBDCode=JIS 上記の設定により Windows のフォントがすべて新 JIS 並びになり、キー入力が 新 JIS 並び対応になります。 3.2.7 ホット・ドッキング ------------------------- ドッキング、アンドッキングを使用する時は、PC DOS のマウス・ドライバーでは なくて、Windows のマウス・ドライバーを使ってください。 ホット・ドッキングをサポートしているシステムで、ホットまたはウォーム・ドッ キングを実行する場合、Windows の全画面 DOS プロンプト上ではドッキングは 正しく処理されません。この場合、次の手順のうちいずれかを実施してください。 ・ ドッキング前に、全画面 DOS プロンプトを終了して、Windows のプログラム・   マネージャーに戻ります。 ・ 全画面 DOS プロンプト画面上で、Alt+Enter キーを押し、ウィンドウ表示に する。 3.3 IBM DOS/V Extension V2.0 ----------------------------- 3.3.1 インストール ------------------- 前のバージョンの DOS と IBM DOS/V Extension V2.0 を使用していて、PC DOS J7.0/V を上書き導入した場合には、IBM DOS/V Extension V2.0 を必ず再インス トールしてください。ただし、インストールの前に IBM DOS/V Extension V2.0 の1枚目に入っている INSTALL.EXE を DOS ディスケットの11枚目に入っている INSTALL.EXE と置き換えてから、インストールを開始してください。 3.3.2 新 JIS 並びのサポートに関する制限事項 -------------------------------------------- DOS で文字の並びを「新 JIS 並び」に設定した場合、IBM DOS/V Extension V2.0 の「フォントのロード/アンロード」機能を実行すると、その後、一部の文字の 並びが正しくなくなります。その場合、システムを再始動すると正しく動作する ようになります。 IBM DOS/V Extension V2.0 の VPRNESCP.COM は、新 JIS 並びに対応していませ ん。DOS で文字の並びを「新 JIS 並び」に設定した場合、一部の文字が正しく 印刷されません。 3.4 その他のアプリケーションに関する注意点 ------------------------------------------- 3.4.1 Lantastic ---------------- Lantastic の Lancache を EMM386 と一緒に使うと、ソフトウェア・リセット (Ctrl+Alt+Del) してシステムを始動したときに問題が発生する可能性があります。 Lancache と EMM386 を一緒に使っていてソフトウェア・リセットで正しく始動 できなかった場合、電源を切ってから入れ直して、システムを始動してください。 3.4.2 Windows 環境下での VSAFE.EXE ----------------------------------- VSAFE.EXE アンチウィルス TSR を使うには、WIN.INI の [windows] セクション に次の行のうちのいずれかを加えなければなりません。 ・load=wntsrman.exe ・load=mwavtsr.exe (MS-DOS の VSAFE.EXE) 3.4.3 Norton ユーティリティー (DISKREET.SYS) --------------------------------------------- EMM386 で RAM オプションを使っている時に、Norton ユーティリティーの DISKREET.SYS ドライバーを DEVICEHIGH で UMB にロードすると、PC がハング したり再始動したりすることがあります。これは、DISKREET.SYS が指定の UMB より外に自分をロードするからです。EMS を使わない場合は、NOEMS オプションを EMM386 に付けて、DISKREET.SYS を使用してください。 3.4.4 IBM Screen Reader (英語モードのみ) ----------------------------------------- IBM Screen Reader をお使いの場合、PC DOS J7.0/V の SMARTDRV.EXE の後に インストールされるようにしてください。AUTOEXEC.BAT をチェックして、 SMARTDRV.EXE があったならば、CONFIG.SYS に INSTALL 文でインストールする ように変更してください。 3.4.5 NDIS LAN ドライバー -------------------------- NDIS ドライバーをお使いの場合、NDIS 関連のドライバーは、CONFIG.SYS の最後 と AUTOEXEC.BAT の先頭で実行させる必要があります。各種のインストール・ プログラムが CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT を更新した時には、ドライバーの順序が このようになっていることを確認して、こうなっていない場合は、エディター等で、 CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT を編集して、NDIS 関連のドライバーが CONFIG.SYS の 最後と AUTOEXEC.BAT の先頭で実行されるようにしてください。 正しい例: CONFIG.SYS: ... DEVICE=C:\LSP\PROTMAN.DOS /I:C:\LSP DEVICE=C:\LSP\IBMTOK.DOS DEVICE=C:\LSP\DXMA0MOD.SYS 081 DEVICE=C:\LSP\DXMJ0MOD.SYS AUTOEXEC.BAT: @C:\LSP\NETBIND @C:\DOS\SMARTDRV.EXE ... 誤りの例: CONFIG.SYS: ... DEVICE=C:\LSP\PROTMAN.DOS /I:C:\LSP DEVICE=C:\LSP\IBMTOK.DOS DEVICE=C:\LSP\DXMA0MOD.SYS 081 DEVICE=C:\LSP\DXMJ0MOD.SYS DEVICE=C:\DOS\$PRN.SYS ... AUTOEXEC.BAT: @C:\DOS\SMARTDRV.EXE @C:\LSP\NETBIND ... 3.4.6 Vz エディター --------------------  Vzエディターの常駐モードでESCキーが効かない場合、VzエディターにPC DOS J7.0/V用のパッチを当てている可能性があります。元のVzエディターをお使い ください。 4.0 ハードウェアに関する注意事項 ================================= 4.1 3.5 インチ、1.2MB ディスケットの使用 ----------------------------------------- 3.5 インチ、1.2MB のディスケットは、IBM 製のシステムで3モードあるいは 4モードでサポートしているシステムで使用できます。互換機でお使いの方は そのシステムの ROM BIOS が 3.5 インチ、1.2MB のディスケットをサポート しているかどうか各メーカーに確認してからお使いください。 4.2 サーバー・パスワード・モード --------------------------------- サーバー・パスワード・モードを使用すると、始動時にハングする場合があり ます。パスワードを入れて、再始動可能かどうか確かめてください。F5 クリーン・ ブート、F8 対話ブート、?=、あるいは、スタートアップ・メニューは、キーボ ード入力が必要なので、パスワードを入れるまでは、PC が機能しないことに 注意してください。 他のデバイス・ドライバーや DOS ユーティリティーでキーボード入力が必要なも のがあるかもしれません。始動時にハングした時は、パスワードを入れて、Enter キーを押してみてください。 4.3 1.2MB/1.44MB の外部ディスケット・ドライブ ---------------------------------------------- ValueStor 3.5インチ外部ディスケット・ドライブ、GSI BIOS を搭載した一部の MCT アダプター、GSI モデル 11 ディスケット・コントローラー、CompatiCard IV コントローラー・カードは、INT 23H を処理する独自の BIOS を搭載しています。 これらの BIOS の現行バージョンは、ディスク・パラメーター・テーブルを正しく インプリメントしていないので、1 セクター当たり 512 バイトのディスケット しか読めません。 これらの製品の新しいバージョンでは、この問題が解決している可能性があります。 メーカーからソフトウエアやファームウエアのアップデートが入手できるかもしれ ません。 4.4 GSI Model 11 コントローラー -------------------------------- GSI BIOS を搭載した一部の MCT コントローラーと GSI モデル 11 ディスケット・ コントローラーは、INT 23H を処理する独自の拡張 BIOS を搭載しています。 これらの製品の新しいバージョンでは、この問題が解決している可能性があります。 メーカーからソフトウェアやファームウェアのアップデートが入手できるかもしれ ません。 4.5 BIOS の日付 ---------------- BIOS の日付が 1985年以前だと、MEM コマンドの /P スイッチを使っても、出力の 一時停止はできません。 4.6 Future Domain 製 INT4BCAM.SYS ---------------------------------- Future Domain 社は、DOS の RAMBoost と互換性を持たせるために、INT4BCAM.SYS に変更を加えました。INT4BCAM.SYS デバイス・ドライバーと RAMBoost を使う時 は、Future Domain 社に連絡をして新しい INT4BCAM.SYS を供給してもらうことを お勧めします。連絡先は次の通りです。 Future Domain Corporation Customer Service Department 2801 McGaw Avenue Irvine, CA 92714 Phone: +1-714-253-0440 FAX: +1-714-253-0913 4.7 WaveJammer 16ビット・サウンド・カード - PCMCIA --------------------------------------------------- New Media Corp. の WaveJammer 16 ビット・サウンド・カード を IBM ThinkPad 750 シリーズで使う時、RAMBoost を使うと、始動時に エラー 201/4101 が出ます。 この問題を解決するには、RAMBoost が PC を始動する前に、カードをソケット から抜きます。システム・エラーが出たら、再起動を選んで継続します。 5.0 インストールに関する注意事項 ================================= 5.1 ハードウェアの要件 ----------------------- 5.1.1 AT 互換機上での使用 -------------------------- 互換機上で使用される場合のサポート状況および障害報告は、必ずその互換機 メーカーへお問い合わせください。 5.1.2 386 以上を必要とする機能 ------------------------------- RAMBoost、EMM386.EXE、PenDOS、Stacker および Windows のユーティリティーは、 80386 以上の CPU を必要とします。 5.1.3 CD-ROM ------------- CD-ROM から DOS をインストールする際には、インストールの前に、前の DOS の バージョンで CD-ROM ドライブ装置が正しく構成され、アクセス可能であることを 確認する必要があります。 5.2 既存の DOS からのアップグレード ------------------------------------ 5.2.1 CHKDSK の実行 -------------------- SETUP プログラムを実行する前に、必ずすべてのドライブに対して日本語モードで CHKDSK (/F) コマンドを実行して、ディスクのエラーの検出および修復を行った後、 SETUP プログラムを実行してください。 5.2.2 アップグレードの際の SETUP の起動方法 -------------------------------------------- SETUP プログラムは、通常、前のバージョンの DOS を立ち上げてから A:SETUP と タイプして実行することも、DISK1 から DOS を始動して実行することもできます が、前者の場合、前のバージョンの DOS の種類やメモリーの状況によって実行 できないこともあるので、後者の方法をお勧めします。ただし、圧縮されたディス クに PC DOS J7.0/V をインストールする場合には、本 README の 5.3.1 を参照 してください。 5.2.3 パスの指定 ----------------- アップグレードの時には、前のバージョンの DOS がインストールされているパスを 指定してください。別のディレクトリーを指定した場合、様々な設定情報 (SETVER テーブル、辞書の学習結果、プロファイルや初期値設定ファイル等)がすべてリセッ トされます。 また、別のディレクトリーを指定した場合には、SETUP は前のディレクトリーの ファイルは削除しません。 5.2.4 CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルへの変更 ------------------------------------------------------ SETUP プログラムは、セットアップ中で指定されたオプション・ツールにより CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルを作成あるいは更新します。 オプション・ツール以外の設定は、新規に (前の DOS のバージョンを持たない システムに) インストールする場合はインストールするシステムのハードウェア 構成を調べ適宜設定します (例:DOS=UMB、POWER.EXE など)。 ただし、前の DOS のバージョンからアップグレードする場合は、オプション・ ツールを除いて、基本的に既存の CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルの 設定を維持しつつ、PC DOS J7.0/V 対応に変更します。 CONFIG.SYS または AUTOEXEC.BAT ファイルに対して読み取り専用属性を設定して いる場合は、SETUP を実行する前に ATTRIB コマンドを使用して属性を解除して ください。 5.2.5 弊社製 日本語 DOS からのアップグレード --------------------------------------------- PS/55 日本語表示アダプターを装備したシステム用の DOS である IBM DOS J5.0 の DOS/V モードだけを、PC DOS J7.0/V に置き換えることはできません。システム すべてが PC DOS J7.0/V に置き換えられ、日本語 DOS モードおよび日本語 DOS モード用のアプリケーション・プログラムは使用できなくなります。 5.2.6 他社製 DOS/V からのアップグレード ---------------------------------------- 他社製の DOS に上書きインストールした場合、その DOS に特有なデバイス・ドラ イバーで、PC DOS J7.0/V と共存しないものについては、行頭に REM をつけるなど して対応していますが、一部のデバイス・ドライバーについては未対応のため、 不具合が生じることがあります。 5.2.7 DR DOS または Novell DOS からのアップグレード ---------------------------------------------------- CONFIG.SYS に「?」や「GOTO」のような条件文がある場合、その条件文を CONFIG.SYS から取り除き、コマンドの順番を正しく揃えてください。 「CHAIN」コマンドが CONFIG.SYS にある場合、これを取り除いて、コマンドの順番 を正しく揃えてください。 セットアップが完了し、DOSが再始動すると、CONFIG.SYS の中の有効でない DOS の コマンドに対して「Unrecognized command」メッセージを表示します。これらの コマンドを CONFIG.SYS から除いてください。 AUTOEXEC.BAT でコマンド・プロンプトが「DR DOS」または「Novell DOS」になる ように指定してある場合、PROMPT 行を削除して、この表示を変更できます。 5.2.8 複数システム構成 ----------------------- SETUP プログラムは複数システム構成のシステムに対して、DOS をアップグレード する場合、それを認識して CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT の変更方法を設定 するパネルを表示します。 現在の SETUP はあらゆる複数システム構成のファイル (CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT) に 100% 完全対応していません。設定内容に因りますが、セット アップ後、DOS が起動しなくなる場合があるかもしれません。変更方法を問う パネルで省略時設定の「パスのみ変更する」を選択することをお勧めします。 5.3 圧縮済みのディスクに PC DOS J7.0/V をインストールする ---------------------------------------------------------- 5.3.1 互換性のあるディスク圧縮プログラム ----------------------------------------- PC DOS J7.0/V のセットアップ・プログラムは、下記に示すディスク圧縮プログラ ムを認識し、圧縮されたドライブに DOS をインストールします。   ・PC DOS J6.1/V および J6.3/V で提供される SuperStor/DS ・任意の旧バージョンの Stacker ・Microsoft社の DoubleSpace または DriveSpace ・Novell社の DR DOS 7.0 の Stacker ・AddStor社の SuperStor 2.0 および SuperStor PRO ・ドライブ C 以外のあらゆるドライブに使用できる DoubleDisk Gold V6.0 PC DOS J7.0/V をインストールする場合には、まず使用中の DOS システムを始動 し、A:SETUP とタイプしてセットアップを実行してください。 ただし、SETUP をディスケットから起動しないといけない場合(メモリー不足や  ある特定の DOS のバージョンがインストールされている場合等)には、まず、  ディスク圧縮を解除する必要があります。 5.3.2 互換性のないディスク圧縮プログラム ----------------------------------------- 5.3.2.1 XtraDrive ------------------ XtraDrive ディスク圧縮プログラムをご使用の場合、XtraDrive のアンインストー ル・プログラムを実行してディスク圧縮機能をアンインストールしてから、PC DOS J7.0/V をインストールしてください。 5.3.2.2 DoubleDisk Gold 6.0 ---------------------------- DoubleDisk Gold 6.0 で、ドライブ C を圧縮してある場合、PC DOS J7.0/V の SETUP とは互換性がありません。 5.3.2.3 バージョン 1.4 未満の SuperStor ---------------------------------------- バージョン 1.4 未満の SuperStor をお使いの場合 (例: DR DOS 6.0 に付属の SuperStor ディスク圧縮)、古いバージョンの SuperStor で圧縮してあるファイル のバックアップを取ってから、ディスク圧縮機能を PC DOS J7.0/V の Stacker ディスク圧縮機能にアップグレードして、ファイルを復元してください。 5.4 ディスクの空き容量 ----------------------- オプション・ツールをインストールするドライブの空き容量が少ない場合、ツール を選択中に容量不足の警告メッセージが表示されます。このメッセージが表示され るが、さらに他のツールも選択したい場合、以下の方法で対処してください。 - 基本的には、セットアップを中止して不必要なファイルを削除してください。 - 十分な空き容量のあるドライブにオプション・ツールを導入する。 また、容量不足を検知した場合でも強制的にインストールを試みることができます。 アップグレードの場合、インストールする先に同じ名前のファイルがある場合が ありますが、Setup は空き容量のチェックに既存のファイルのサイズを計算に入れ ていません。すなわち、容量不足の警告が表示された場合でも選択したすべての ツールを導入できることもあります。 ただし、インストール中に本当に容量不足が生じた場合は画面に「書込エラー」が 表示されて、インストールは失敗します。 5.5 選択に関する注意点 ----------------------- 5.5.1 文字並びの選択 --------------------- 文字並びの選択を誤ると一部の文字を正しく表示したり、印刷したりすることが できなくなる可能性があります。省略時値を変更する場合は十分注意してください。 詳しくは、『PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ガイド』の付録『JIS'90のサポート について』を参照してください。 5.5.2 インストール先パス ------------------------- アプリケーションの中には、DOS が C ドライブの DOS ディレクトリーに、あるい はフォントおよび辞書が C ドライブのルート・ディレクトリーにあることを前提に しているものもあります。省略時値を変更する場合には注意してください。 5.5.3 オプション・ツールの選択画面 ----------------------------------- オプション・ツールの選択画面は、前バージョンと違って一画面しかありません。 選択項目は"隠れて"いますので、スクロール・バーを使用してすべての選択項目に ついて確認、あるいは必要に応じて変更を行ってください。 5.5.4 ディスク圧縮プログラムの選択 ----------------------------------- バージョン 4.0 より古い Stacker for OS/2 & DOS を使用しているシステムには DOS の Stacker (Stacker 4.0) を導入しないでください。Stacker 4.0 を導入 すると OS/2 のもとで圧縮した DOS のドライブを見ることができなくなります。 Stacker 4.0 を導入する場合は、まず Stacker for OS/2 & DOS の UNSTACK コマ ンドを使ってデータの圧縮を解除します。その後 OS/2 の Stacker ドライバー (STACKER.SYS) と関連ファイルをディレクトリー (通常は C:\STACKER\OS2) から 取り除きます。これにより Stacker 4.0 をセットアップすることが可能になりま す。 5.5.5 Windows 用ツールの導入 ----------------------------- Windows V3.1 がインストールされていないと、Windows 用のツールの選択はでき ません。SETUP の /W スイッチを使用して、強制的にファイルをコピーすることは 可能ですが、.INI ファイルを手動で変更する必要があります。 Windows 用のツールを一つ以上選択すると、Windows のプログラム・マネージャに 「PC DOS ツール」グループが作成され、選択したツールに加えて、PC DOS プロン プト (英語)、DOS/V プロンプト(日本語)およびオンライン・マニュアルのアイコン が登録されます。 5.6 Stacker ディスク圧縮および PCM Plus のセットアップ ------------------------------------------------------- Stacker ディスク圧縮と Phoenix PCMCIA の機能は DOS のセットアップを実行 しただけでは使用することはできません。DOS のセットアップ後、それぞれ独自の 初期設定プログラムを実行する必要があります。詳しくは、『PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ガイド』の該当する章を参照してください。 5.7 SETUP /E ------------- SETUP /E は、CONFIG.SYS および AUTOEXEC.BAT ファイルを変更しません。 『PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ガイド』を参照して必要なステートメントを追加 してください。  省略時の設定はすべて「いいえ」です。導入したいオプションを「はい」に変更 してください。既に導入済みのオプションに対して「いいえ」を指定しても、その 機能を使用不能にしたり、ファイルを削除したりすることはありません。 5.8 OS/2 環境下での SETUP の実行 --------------------------------- PC DOS J7.0/V の SETUP プログラムは、OS/2 の DOS セッションでは起動できま せん。ただし、LAN 管理者用のインストール・オプション (SETUP /A) は、OS/2 Warp バージョン 3 の DOS セッションでは使用できます。(OS/2 1.X/2.X の DOS セッションでは使用できません。) LAN 管理者用のオプションの詳細については、 『PC DOS J7.0/V ユーザーズ・ガイド』の付録を参照してください。 5.9 その他の注意事項 -------------------- 5.9.1 インストールが2枚目で失敗した時 --------------------------------------- 一部の PC では、ディスケットの交換が正しく検出できません。このような PC に PC DOS J7.0/V をインストールしようとした時、2 枚目のディスケットでエラーが 発生する可能性があります。もし、エラーが起きた場合、次の手順に従ってくださ い。 1) DISK1 (セットアップ・ディスケット)をドライブ A にセットし、 [Ctrl]+[Alt]+[Delete] キーを押して、PC を再始動してください。 2) PC DOS をインストールするかどうかの選択で[N]を押して、インストール を中止してください。 3) FIXCHGLN と DOS コマンド・プロンプトでタイプして、[Enter]キーを押して ください。 4) SETUP と DOS コマンド・プロンプトでタイプして、[Enter]キーを押して ください。 この手順でもインストールが出来ない場合、ディスケットの交換の検出の失敗以外 (例:ディスケットドライブの非互換・故障) が原因と考えられます。 5.9.2 Norton アンチウィルス ---------------------------- PC DOS J7.0/V の SETUP は、Norton アンチウィルスのTSR (NAVTSR) がロード してあると正しく作動しません。エラー・メッセージ「Fatal Error esh0001: Memory could not be restored...」が、NAVTSR がロードされている状態で SETUP を実行すると表示されます。 この場合、SETUP の実行に先立って、Norton アンチウィルスをアンロードして ください。NAVTSR.EXE のあるディレクトリーに移動して、NAVTSR /U を実行する とアンロードすることができます。 5.9.3 OS/2 バージョン J1.3 --------------------------- 二重ブート・システムを導入していない OS/2 バージョン J1.3 では、二重ブート コマンドがシステムにコピーされていません。このシステムに PC DOS J7.0/V を 導入し、DOS と OS/2 を二重ブート機能で切り換えて使用する場合、OS/2 のディ スケットに含まれている以下のプログラムを OS/2 の UNPACK コマンドで解凍し、 '\OS2' ディレクトリーにコピーする必要があります。(セットアップ・ガイドには、 二重ブート・コマンドの名前として'BOOT.COM'が記述されていますが、'BOOT.COM' は OS/2 バージョン J2.X 上の二重ブート・コマンドです。) ディスケット内のファイル名 解凍後のファイル名 BOOT.CM@ BOOT.CMD BOOT.BA@ BOOT.BAT BOOTPS55.CO@ BOOTPS55.COM BOOTPS2.CO@ BOOTPS2.COM $TELLDOS.CO@ $TELLDOS.COM OS/2 バージョン J1.3 ですでに二重ブート・システムを導入している場合、および OS/2 バージョン J2.X を使用している場合、上記の手続きは必要ありません。 OS/2 バージョン J1.2 以下をご使用の場合は、セットアップ・ガイドに記述されて いる通り、PC DOS J7.0/V を導入する前に OS/2 をアップグレードしてください。 6.0 技術情報 ============= 6.1 バージョン・チェック ------------------------- DOS のバージョン・チェックをするプログラムを PC DOS J7.0/V で使用する場合、 次の API を使用してください。   INT 21h 機能 30h (Get DOS Version)   設定: AX=3000h   戻り: AL=DOS メジャーバージョン    AH=DOS マイナーバージョン    BH=OEM ID (00=IBM, FF=マイクロソフト)   PC DOS J7.0/V では、レジスターに次の値が戻ります。    AX=0007   BH=00 6.2 $FONT.SYS による拡張メモリー使用量 --------------------------------------- $FONT.SYS はフォント・データを格納するために拡張メモリー (INT15Hメモリー、 または XMS メモリー)を使用します。確保する拡張メモリー量は、システムで必要 とするフォント・ファイルの種類によって異なります。 a) $JPNHN12.FNT f) $JPNHN24.FNT b) $JPNZN12.FNT g) $JPNZN24.FNT c) $JPNHN16.FNT h) $JPNZN24.IBM d) $JPNHN19.FNT i) $SYS1Z16.FNT e) $JPNZN16.FNT j) $SYS1Z24.FNT a)およびb)は、VGA 用ビデオ拡張ドライバー (DSPXVGA.EXE) を使用し、12ドット・ フォントを使用したテキスト画面を構成する場合に必要となります。デフォルトの 設定では読み込まれません。c)、d)、e) は、ROM フォントを搭載したマシーンで は必要ありませんが、ROM フォントを搭載していないマシーンでは必ず読み込まれ ます。f) および g) は、24ドット・フォントを使用したテキスト画面を構成する 場合、あるいは英語仕様のプリンターで日本語プリンターをエミュレーションする 場合に必要となります。h) は、g) を読み込まない場合で、JIS'90 サポートで 追加された文字フォントを IBM PS/55 プリンターに印刷する場合、および IBM 選定文字フォントを ESC/P J24 レベル・プリンターに印刷する場合に必要と なります。デフォルトの設定では、f)、g) は読み込まれず、h) が読み込まれます。 i) および j) は、ユーザー定義文字フォントを画面に表示したり、プリンターに 印刷したりするときに必要となります。デフォルトではそれぞれ 658文字分が読み 込まれます。 以下に典型的な場合の拡張メモリーの使用量を示します。(ユーザー定義文字 658 個) (1) デフォルトの設定 (ROMフォントあり、日本語プリンターを使用) $JPNZN24.IBM+$SYS1Z16.FNT+$SYS1Z24.FNT = 80KB (2) デフォルトの設定 (ROMフォントなし、日本語プリンターを使用) $JPNHN16.FNT+$JPNHN19.FNT+$JPNZN16.FNT+$JPNZN24.IBM +$SYS1Z16.FNT+$SYS1Z24.FNT = 338KB (3) 12ドット・フォントの使用 (ROMフォントなし、日本語プリンターを使用) $JPNHN12.FNT+$JPNZN12.FNT+$JPNHN16.FNT+$JPNHN19.FNT+$JPNZN16.FNT +$JPNZN24.IBM+$SYS1Z16.FNT+$SYS1Z24.FNT = 481KB (4) 24ドット・フォントの使用 (ROMフォントなし) $JPNHN16.FNT+$JPNHN19.FNT+$JPNZN16.FNT+$JPNHN24.FNT+$JPNZN24.FNT +$SYS1Z16.FNT+$SYS1Z24.FNT = 826KB  6.3 FONT 切り替えのための API ------------------------------ PC DOS J7.0/V の DOS/V BIOS の仕様は、PC DOS J6.3/V の仕様に IBM DOS/V Extension V2.0 を追加したものと同じです。ただし、今回、フォントの切り替え のための API を公開します。フォントの切り替えのための API については、 11枚目のディスケットに入っている BIOSTECH.TXT ファイルを参照してください。 それ以外の既存の仕様については、『PC DOS J6.1/V BIOS インターフェース技術 解説書』(SC88-3054) および『IBM DOS/V Extension V2.0 ユーザーズ・ガイド』 (SC88-3099) を参照してください。DOS の CD-ROM 版に入っている BIOS 技術解説 書のオンライン・マニュアルにはこれらの情報は最初から含まれています。 7.0 マニュアルに記載されていないユーティリティー ================================================= 7.1 EDLIN および COMP ---------------------- EDLIN および COMP コマンドは、PC DOS J7.0/V では正式なサポート対象外と なっていますが、ユーザーの便宜のために 11枚目のディスケットに入っています。 使用者の責任においてご使用ください。CD-ROM 版の DOS7V ディレクトリーにも 入っています。 7.2 KKCFUNC ------------ Microsoft 社の仕様に従ったかな漢字変換プログラムを使用する場合には、 KKCFUNC.SYS を CONFIG.SYS 中に定義する必要があります。 7.3 ESCP12 ----------- コマンド・プロンプトから次のように入力すると、プログラムが実行され、プリン ターの半角文字と全角文字の比率が1:2に設定されます。  例: C:\>ESCP12 但し、このプログラムを実行した後にプリンターの電源を切ったり、文字の横幅を 設定するようなアプリケーション・プログラムを実行したりすると、半角文字と 全角文字の横幅の比が1:2ではなくなる場合があります。その場合、再度この プログラムを実行してください。 このプログラムにはいくつかのパラメーターがあります。このコマンドを入力する 際の文法を以下に示します。 ESCP12 [/L=m] [/C=n] /L=m 1インチに m 行印刷するような行間に設定します。 m には 6 または 8 が指定できます。省略時は 6 です。 /C=n 1インチに n 文字 (半角) 印刷するような文字間に設定します。 n には 10, 12 または 15 が指定できます。省略時は 12 です。 15 を指定した場合、半角のカタカナは、プリンターの ハードウェアの制限により印刷できません。 7.4 HELP5 ---------- IBM DOS J5.0/V または PC DOS J6.x/V の HELP コマンドは、上書きインストール 時に HELP5 とリネームされます。古いバージョンの HELP コマンド を使いたい時 は、HELP5 とコマンド・プロンプトで入力してください。 7.5 INSTANCE ------------- RAMBoost によって UMB メモリーにロードされた導入可能なデバイス・ドライバー は、Windows の SYSTEM.INI ファイルの [386Enh] セクションで、LOCAL= の指定 によってローカルなデバイス・ドライバー (インスタンス) として定義することは できません。例えば、ANSI.SYS が提供する CON デバイス・ドライバーをインスタ ンスとして定義するために「LOCAL=CON」と指定しても、ANSI.SYS が RAMBoost に よって UMB メモリーにロードされるていると、ANSI.SYS (CON) をインスタンスに 設定できません。(ANSI.SYS がローカルに設定されていない場合、一つの DOS ボックスで ANSI エスケープ・シーケンスによりプロンプトの色を変更すると、 他の DOS ボックスのプロンプトの色も変更されます。)この場合には、DOS に付属 の INSTANCE コマンドを使用して特定のデバイス・ドライバーをインスタンスに 設定してください。INSTANCE.COM は非常に小さな常駐型プログラムです。 例) ANSI.SYS デバイス・ドライバーをインスタンスに設定する。 instance ansi.sys 上記の例のように INSTANCE コマンドには、デバイス・ドライバーのファイル名を 指定します。(デバイス名ではありません。) 7.6 FDISKUS ---------------- このプログラムは、FDISK.COM プログラムが内部的に使用します。 7.7 32705250/IPLDRIVE/HARDBOOT ------------------------------- これらのプログラムは、SWITCH.BAT プログラムが内部的に使用します。 8.0 ユーロ通貨記号のサポート ============================= PC DOS は、SWITCHで切り換えた英語モードのとき、欧州通貨共同体 (EMU) で定 義された、新しいユーロ通貨記号をサポートします。この記号は、コードページ 850 のオフセット 0xD5 にあります。他の国別特定記号を入力するときにも使わ れる、AltGr または AltCar + 文字キーのシーケンス(AltGr と AltCar キーは 右Alt(前面)キーと同じです) を使用して、ユーロ通貨記号をキーボードから 入力することができます。詳しい情報については、別に販売されている 「PC DOS 2000 日本語版 キーボード及びコードページ」マニュアルを参照して ください。後述の表は、サポートされている各国の特定キー・シーケンスの 一覧です。 EGA.CPI と EGAX.CPI 両方の情報ファイルのコードページ 850 では、記号は 8x8, 8x14 と 8x16 ピクセル解像度で、ISO.CPI ファイルのコードページ 850 では、8x16 ピクセル解像度です。これらの CPI ファイルは、AUTOEXEC.BAT ファイルに記述する「MODE」コマンドで指定します。 以下のリストの国に対するユーロ通貨記号のサポートはセットアップ・ プログラムで自動的にインストールされます。次の例のように、コードページ 850 が有効になると同時に、このサポートも有効になります。 注: この例では、ハード・ディスクの \DOS ディレクトリーにPC DOS がインストールされていることを想定しています。詳細については、 「PC DOS 2000 日本語版 コマンド解説書およびメッセージ集」 マニュアルの "米国英語以外の言語で使用する場合のカストマイズ <英語モードのみ>" およびそれぞれのコマンドのセクションを参照 してください。 1) まず、英語モードに切り換えます。 SWITCH 2) 次に、CONFIG.SYS にコードページ用のバッファーを割り当てるコマンドを 追加します。 DEVICE=C:\DOS\DISPLAY.SYS CON=(,,1) 3) AUTOEXEC.BAT にもコードページをロード、準備、選択するコマンドを追加 します。 MODE CON CP PREP=((850) C:\DOS\xxx.CPI) (xxx は EGA, EGAX または、ISO) MODE CON CP SEL=850 4) 最後に各国特定のキーボードをサポートするためのコマンドをAUTOEXEC.BAT に 追加します。 KEYB yy,,C:\DOS\KEYBOARD.SYS (yy はキーボード・コード) 5) Ctrl + Alt + Delete キーを押して、英語モードの DOS を起動し直す。 以下の表はそれぞれの国のキー・シーケンスです。 (AltGr と AltCar キーは右Alt(前面)キーと同じです) ユーロ通貨記号サポートのためのキー・シーケンス COUNTRY KEYBOARD KEYBOARD CODE EURO KEY SEQUENCE ------- -------- ------------- ----------------- Belgium Belgian BE AltCar + e Canada (French) Canadian French CF AltCar + e Denmark Danish DK AltGr + 5 Finland Finnish SU AltGr + 5 France French (189) FR AltGr + e France French (120) FR AltCar + e Germany German (129) GR AltGr + e Germany German (453) GR AltGr + e Iceland Icelandic IC AltGr + 5 International US English UX AltGr + 5 English Italy Italian (141) IT AltGr + 5 Italy Italian (142) IT AltGr + 5 Latin America Latin American LA AltGr + e Netherlands Dutch NL AltGr + e Norway Norwegian NO AltGr + 5 Portugal Portuguese PO AltGr + 5 Spain Spanish SP AltGr + 5 Sweden Swedish SV AltGr + 5 Switzerland Swiss (French) SF AltGr + e Switzerland Swiss (German) SG AltGr + e Turkey Turkish (440) TR AltGr + e Turkey Turkish (179) TR AltGr + e United Kingdom UK English UK AltGr + 4 8.0 マニュアルの記載事項の修正 =============================== ユーザーズ・ガイド 第1章、付録 A などに記述されている XDF の記述は、 PC DOS 2000では無視してください。 ディスケットは XDF 形式で作成されて いません。 CD-ROMから作るディスケットも XDF 形式ではありません。 XDFCOPY は DISKCOPY に置き換えてください。 9.0 特記事項 ============= 下記のものは、アメリカ合衆国、その他の国、あるいはその両方における IBMの商標です。   IBM OS/2 他の社名、製品名、サービス名も、他社の商標またはサービス・マークで あることがあります。 この文書は、「そのまま」提供されるもので、いかなる種類の保証もありま せん。IBMは、明示的であれ、暗黙であれ、全ての保証を拒否します。 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